口語訳 現代語訳 神道五部書 豊受太神御鎮座本紀 その十九 天村雲命の活躍二

御祖󠄃の天照皇大神、天御中主皇大神、正哉吾勝尊󠄄(まさやあかつのみこと)、神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)尊󠄄が相談されて、おつしやられた。「様々な政治に必要なことを敎へたが、水取(もひとり、飲み水)のことをもらしてしまひ、また天下が飢餓に苦しむことになつてしまつた。どの神を天降りさせようかと考へてゐたが、丁度勇ましく登つてきたものだ。」とおつしやつて、天忍󠄄石(あまのおしは)の長井の水を取つて、澤山盛つて敎へられた。「この水を持つて降り、皇大神の御饌に八つ奉り、『遣水は天忍󠄄石の水』とおまじないをして、地上の國の水に灌(そそ)いで、朝夕の御饌に奉れ。」そこで、日向の高千穂(たかちほ)宮の御井を定めて崇拝し、奉仕した。