口語訳 現代語訳 神道五部書 豊受太神御鎮座本紀 その十八 天村雲命の活躍

御井水は天孫降臨以來、天村雲命が琥珀の鉢で管理されてゐる。金剛夜叉神の變化(へんげ)するところである。徑一尺八寸。天降られて留まつてゐる。守護のために七星、十二神が羅列してゐる。光明は明星のやうである。皇太神、天孫が天降りされた時、天村雲命御前󠄃に立つて天降つてゐた。その時に、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天村雲命を召しておつしやられた。「地上の國の水はひどく荒󠄃い水で飲めたものではない。御祖󠄃の天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)の許に參上して、このことを傳へてきなさい。」そこで天村雲命は、高天の原に參上して、天孫の御祖󠄃である天照大神、天御中主皇大神の前に行つて、天孫の言はれたことを詳細に傳へた。