うみへ日記

日本の古典を硏究してゐます。YouTube「神社のお話」といふチヤンネルもよろしくお願ひします。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その八

天照座皇太神(あまてらしますすめおほみかみ)一座また大日孁貴とも申す。 相殿神二座左天兒屋命の御魂。後座である(意味不明)。右太玉命の御魂。 御戸開前神二座左天手力男神の御魂。前社である(意味不明)。右萬幡豐秋津姬命の御魂。 御門神(みかどの…

口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その七

倭姬命はおつしやられた。「その道理は明白です。それは遙か昔、この天地の始祖天照皇太神と天御中主神である。と神魯伎命と神魯美命が誓宣(うけひ)をされて、地上の國の内に、伊勢の加佐波夜(かさはや)の國は素晴らしい宮所があると、見定められて、高…

口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その六

第十一代垂仁天皇二十五年三月に、(皇大神宮の御神體は)伊勢國飯野高宮より伊蘇宮に遷りになつた。その時に倭姬命がおつしやられた。「伊勢國の南の山中を見られて、宮地として良い場所を探し求められた。」 この年、猿田彥大神が參り來て、祝福して敎へ申…

口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その五

第十代崇神天皇の御代になつて、やうやく天皇は神威を恐れられる樣になられ、御殿が同じでは不安で居たたまれなくなられた。そこで改めて、齋部(いむべ)氏に、石凝姥神の末裔と天目一箇(あめのまひとつ)の末裔である二氏に、天香山(あめのかぐやま)の…

口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その四

神武天皇葺不合尊(ふきあへずのみこと)の第四子である。母は玉依姬で、海神の娘である。は、元年十月に、(日向國から)大和國へ向けて出發された。辛酉正月に(大和國の)橿原に都を造られて、御殿を造營された。初代神武天皇より、第九代開化天皇に至る…