口語訳 現代語訳 神道五部書 豊受太神御鎮座本紀 その十六

また天神のをしへに隨ひ、土師(はじ)氏を物忌職として、天平󠄃瓫(あまのひらか)はじめ諸󠄃土器類を造つて供進した。また開化天皇の御孫丹波道󠄃主貴の子孫の八少女に寶殿の御鑰(みかぎ)を下賜して、寶殿を開かせた。また素戔嗚尊󠄄の子である氷沼道主(ひぬのみちぬし)またの名は粟御子神であり、またの名は大己貴神。またの名は大國魂神。またの名は大國主神。古くは大國魂の神の名を宇賀靈(うがのみたま)といつた。大辨財天子、つまり御饌都神である。御竈神(かまどのかみ)、火の神嚴香來雷(いつのかぐつち)水戶神嚴罔象女(いつのみづはのめ)薪の神嚴山雷(いつのいかづち)を率ゐてご飯を炊(かし)ぎ、澤山奉つた。今、御炊物忌の父子といふ所以である。舂女、炊女である。また度會川の川邊に一人の漁師がゐた。名を天忍󠄄海󠄃人(あまのをしをのあまひと)といふ。今掃守(かもん)氏といふ。年魚を取つて神饌に供へた。