口語訳 現代語訳 神道五部書 豊受太神御鎮座本紀 その七

お供された神は、中臣祖大御食津命(おほみけつのみこと)度會郡に鎭座する。御食社である。小和志理命(をわしりのみこと)事代命(ことしろのみこと)、佐部支命(さへきのみこと)、御倉命(みくらのみこと)、屋和古命(やわこのみこと)、野古命(のこのみこと)、乙乃古命(おとのこのみこと)、河上命(かはかみのみこと)、建御倉命(たけみくらのみこと)、興魂命(おきたまのみこと)、各々前後左右に從つて奉仕された。

 

大佐々命と小和志理命とは豐受大神の御神體をいただき、興魂命と道主命(みちぬしのみこと)とは相殿の神の御神體を戴いた。警蹕をあげ、錦の天蓋で覆ひ、日の繩を曳きはり、天のみ蔭、日のみ蔭とお隱ししながらの行幸であつた。この時に、若雷神(わかいかづちのかみ)が天の八重雲を四方に棚引かせ、御垣として、丹波國吉佐宮(よさのみや)から大和國宇太(うだ)の宮にお遷しした。ここに一夜留まられた。