口語訳 現代語訳 神道五部書 豊受太神御鎮座本紀 その五󠄀

雄略天皇二十一年十月朔、倭姬󠄀命に夢のお告げを受けられた。皇太神吾󠄀は天󠄀の小宮󠄀に坐す樣󠄂に、天下でも一座のみで坐したくない。御饌も安心して召し上がれぬ。丹波國與佐の小見比󠄀沼之魚井に坐す道主(みちぬし)の子八乎󠄀止󠄀女(やをとめ)の祀る御饌都神この止由氣大神は水󠄀氣の元の神であり、千變萬化して一水の德󠄀を受け、續󠄀󠄀命の術󠄀を生まれた。ゆゑに名を御饌都神といふのである。また古語で水の道󠄀を御饌都神といふのである。天照大神と止由氣大神とが一箇所に雙󠄀座される時に從ふ諸諸の神が饗󠄀を獻󠄀るのはそのためである止由氣皇太神をわが坐す國へつれて來て欲しい、と敎へられた。