口語訳 現代語訳 神道五部書 御鎮座伝記 その九

攝神(せつしん)

荒祭宮一座皇太神の荒御魂である。伊弉諾尊が筑紫の日向の小戸橘の檍原(あはぎはら)に到つて、禊(みそぎ)された時、左目を洗はれたことで、日の君主がお生まれになつた。大日孁貴(おほひるめのむち)である。御名を、天下られて後は天照太御神の荒魂、荒祭神(あらまつりのかみ)と申す。いはゆる祓戸神(はらへどのかみ)の瀨織津姬神(せおりつひめのかみ)である。

 

瀧原宮一座皇太神の遙宮(とほみや)である。伊弉諾伊弉册尊がお産みになられた河の神である。名を水戸神(みなとのかみ)といふ。またの名を速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)と申す。

 

伊雜宮(いざはのみや)一座皇太神の遙宮(とほみや)である。天日別命の御娘である玉柱屋姬命(たまはしらやひめのみこと)である。神託によつてお祭りしたのである。

 

以上が天照太神宮(内宮)に屬する中でも、第一級の諸神社である。