うみへ日記

日本の古典を硏究してゐます。YouTube「神社のお話」といふチヤンネルもよろしくお願ひします。

神道大辭典によれば

スキ 主基 大嘗祭には悠紀主基の國を定めて云々「スキ」の義に就き濯ぎ淸むる意とも、また次の字を充てたるに依りて、悠紀に次ぐの義なりとも解かれてをる。『玉勝間』に、「次は借字にして云々」と見え、鈴木重胤は、「仕奉る物も事も、悠紀と少しも異なるに非ざれば、次の悠紀とも云ふべきを、ただに次とは云ふなり」というてゐるが悠紀は齋淸、主基は淸々しく淸き意であるまいかと思ふ。(佐伯有義)→悠紀

 

上記の如く神道大辭典にあり。佐伯氏は鈴屋の大人の説をとられてゐるらし。鈴木重胤先生は次の意に解して居られたり。